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第五回 栄養学「日本酒と健康」  2006年1月18日

会場:浜福鶴吟醸工房
講師:世界鷹小山家グループ 
   製造アドバイザー  五十畑 孝 氏
講義内容:Osakeテラピーとは?/アルコールのカロリーの不思議/酒の上手な飲み方/栄養もたっぷり〜酒粕料理のいろいろ


吟醸酒で定評のある浜福鶴銘醸は阪神魚崎駅から南東に徒歩10分のところにある。小量生産ながら、酒通には知られている純米吟醸「空蔵(くぞう)」という銘酒を醸す蔵元だ。ここの吟醸工房では平均精米歩合51%以下の特定名称酒だけを製造しており、酒造りの全工程がガラス貼りで見学できる。館内では常時七種類の「生酒」が無料で試飲出来るのもうれしい。また、この蔵元は秋田、新潟、京都などに製造蔵を持つ世界鷹小山家グループの一員でもあり、今回はそのグループの製造アドバイザーをされている五十畑氏が講師だ。日本酒がなぜ健康と美容に良いのか?身近な事例を挙げてわかりやすく解説された。以下は講義の一部を抜粋したものだ。

入浴と飲料のカロリー単純比較

アルコールのカロリーの不思議
・アルコールは太らない!
日本酒1合、約198Kcal、ご飯一杯分は240Kcalに相当します。しかし、アルコールのカロリーは、他食品のカロリーとは違い、体内に貯蔵することが出来ないので、太らないエンプティーカロリーと呼ばれるものなのです。

・エンプティーカロリーとは?
お酒のカロリーには、アルコール分とカロリーと、原料分のカロリーの二種類があり、この二つのカロリーがプラスされたカロリーが表示されています。

アルコールの表示カロリー=アルコールのカロリー+原料のカロリー

体内に蓄積されるのは原料分のカロリーだけで、ビタミンやタンパク質などの栄養分が含まれないアルコールのカロリーはエンプティーカロリーと呼ばれ、すぐに体外に放出されてしまい、ダイエットには、ほとんど影響しないものです。



・では、なぜ、お酒は太るといわれているの?
お酒のエネルギーが、優先的に体内で消費されるため、一緒に食べたものは、利用されずに体脂肪として蓄積されやすくなるのです。また、糖質が多いビールや日本酒の飲みすぎは、カロリー過多→体脂肪=ビール腹となる。※つまみとお酒の選び方が肝腎。

・お酒の飲み方とつまみ

飲む前にスープや牛乳をとり、空腹状態で飲まない(呼吸を抑える効果)
カクテルはさける(糖分が多い)
蒸留酒は蓄積カロリーがほとんどない(但しアルコールが高いため粘膜をいためたり、食欲を増進させるので、適量飲酒を心がける)
タンパク質食品を選ぶ(アルコール代謝を活発化する)
脂肪の多い食品はさける
食べたいおつまみは、枝豆、豆腐、納豆などの大豆食品や、野菜、魚など
避けたいおつまみは、ポテトフライ、肉類など
種類豊富に飲まない(ちゃんぽんすると飲みすぎる傾向がある)
濃いお酒は薄めるか量を控える(ウィスキーならダブルよりシングル)
  ※ポイントは適量のお酒をタンパク質と一緒にとり、楽しく飲むことです。

 

 <以上、講義の一部を抜粋>


講義を聴いての感想 

昔から飲み継がれてきた飲料に体に悪いものはない、納得。
お酒を飲むと太るのではなく、つまみを取りすぎるからカロリーオーバーになる、納得。 
日本酒に三つのテラピー効果がある。その中の「キレイにテラピー」で、杜氏や蔵人は冷たい水仕事をしているのにアカギレなどなく手がキレイ、納得。


Osakeテラピー:1.カラダにテラピー(日本酒は体内の組織を活性化させるパワーに満ちた健康飲料だということがどんどん解明されている。生活習慣病への効果の他、肩こりや冷え性を解消する効果も認められてきた)
2.ココロにテラピー(ストレス社会の疲労回復効果がある。また、日本酒の香りにはアロマテラピー効果があり‘癒し’効果が注目されつつある)
3.キレイにテラピー(日本酒には100種以上の有効成分が含まれており、様々な美容効果があるといわれている。これらの成分により、シミやソバカスを抑えて美白をもたらしたり、細胞の老化を防いで肌の若さを保ったり、育毛効果があるといわれている)
詳しくは(日本酒造組合中央会HPを参照)

受講生の方も講義に馴れてこられたとみえて盛んに質問されていた。
「料理酒と普通の酒は造り方が異なるのですか?」
「いや同じです。料理酒は旨味成分を多くしています。」
「六甲の水は腐らないって本当ですか?」
「硬度が高い、ミネラル分の多い水は2年くらい大丈夫です。」
「ウォッカは凍らせると美味しいが、日本酒はどうか?」
「日本酒は−15〜−20℃で結晶になります。普通の日本酒は味のバランスが壊れます。凍った部分を取り除くと味がなくなります」等々……。

最後に、受講生の数人にロ利酒のテストの出来を伺ってみた結果、「今までのところ満点です」とおっしゃる方が2〜3名いらっしゃった。今期は久しぶりに大吟醸の学位者が出るかも!?
お土産に頂戴した「にごり酒」

さて気になる新人君のテスト結果ですが・・・・・・
● 沢の鶴でのロ利酒テストは・・・100点
●ヒデさんの筆記試験は・・・・・・ 84点
でした。すごい!進歩してきてますね!
 
さてさて、講義も終わって、1週間後。
「今回も張り切ってテストしてもらいましょうか。」

気になる問題はこちら→ テスト問題を見る

           前回のテストの解答

 

 

 

++

会場になった浜福鶴銘醸の吟醸工房(酒造り桶の中に入っていく不思議な建物です)
会場の入り口に酒米の実物がありました
講師の五十畑氏
甘酒の差し入れがありました
館内の売店

人気の酒粕

甘酒(講義に登場した袋入りは売切れでした)
今回のロ利酒商品
純米吟醸「空蔵(くぞう)」
大吟醸「六甲の雫」
純米酒「浜福鶴」
熟成酒
ブラインド酒
「どっちかな〜」
色でわかりますよね
これは「はき」といいます
(何に見えます? ロ利酒する際に飲まない酒を捨てる器です)
受講生と一緒のヒデさん(右)
今日はSAKE王国から三名も取材に(右からヒデ、新人君、みずえ)
土産にと「空蔵(くぞう)」を手にするヒデさん
 
       
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