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ヒデさんが灘、伏見の大手蔵を突撃取材!!
各酒蔵のこだわりのお酒や製法をご紹介します。



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小西酒造の本社

SAKE王国では以前、開国6周年記念のイベントとして「あなたにとって理想の日本酒とは?」というテーマで六十字アンケートを募ったことがあった。
メーカーに造ってほしい日本酒を消費者に尋ねた訳だが、その中に「江戸時代にはどんな酒を飲んでいたのだろうか?」という声が多く寄せられた。そんな消費者に応える酒を造った蔵元がある。大手蔵の中で最も歴史のある小西酒造だ。

本社の横にある白雪ブルワリービレッジ長寿蔵とお土産売場。

その名も「江戸元禄の酒(復刻酒)・原酒」

江戸時代には、夏場の栄養補給ドリンクとして「柳陰(やなぎかげ)」というブドウ糖や必須アミノ酸類などがたっぷり入ったみりんのように甘い酒(病院で受ける点滴を想像していただければ良い)が江戸っ子に人気だったと物の本で読んだが、それと同じような酒なのだろうか?

この酒の開発にたずさわった研究開発室の秋田主任技師と

江戸の庶民が居酒屋で一杯飲っているシーンはTVの時代劇でよく見かけるが、鬼平犯科長に登場する長谷川平蔵になった気分で、蕎麦でもたぐりながらその酒で一杯飲ってみたいものだ。



それでは、この酒を現代に復活させた醸造責任者の方に話を伺ってきたのでご紹介しよう。

江戸元禄の酒を復刻しようとしたきっかけは?
創業四百五十年を迎えるにあたり記念誌を出そうと準備を始めた頃(六年前)、小西家の酒造りを調べている時に、伊丹市博物館の調査員の方が、 元禄時代の酒造りの古文書を見つけられ、復刻を勧められたことがきっかけです。
 ※小西家は博物館に数千冊の古文書を寄贈している。

復刻するにあたり、苦労した点は?
酒造りの用語は時代とともに変わっていくので、当時の造りの用語を解釈するのに一年かかりました。

今と昔の造り方では随分違うでしょうね。
酒母仕込みや、三回に分けてもろみを造る三段仕込みは室町時代にすでに確立しており、今の造りとそんなに変わりませんが、米、米麹、水の仕込量などが異なります。今は米、米麹、水の総量を一回目1とすれば、二回目2倍、三回目4倍と倍々と仕込みますが、昔は1:1:1と同量づつ仕込んでいました。 米、米麹の総量と水の総量も今は水が多いですけど、昔は米、米麹:水=1:0.6〜0.7と水が少なくて、発酵するまでの櫂入れが固くて大変だったろうと思います。


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