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ヒデさんが灘、伏見の大手蔵を突撃取材!!
各酒蔵のこだわりのお酒や製法をご紹介します。

 第3回 黄桜酒造
 第4回 大関
 第5回 辰馬本家酒造
 第6回 宝酒造
 第7回 月桂冠
 第8回 沢の鶴
 第9回 日本盛
 第10回 白鶴酒造  


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 風薫る新緑のとある日の午後、カラダの内と外から健康を守る商品を提案している日本盛さんにおじゃました。対応していただいたのは、十年前に「健醸」の商品開発に携わられたという、マーケティング部の曽我部長と、「米ぬか美人シリーズ」の通販事業を担っている植田本部長と澤本さんだ。
初めに曽我部長より日本盛の酒造りの姿勢や会社概要を伺った。
それによれば、創業は明治二十二年で、「品質第一」「信用第一」「実行第一」をモットーに五十名の青年で酒造業を始めたという。その後、創業百年を迎えた平成元年には次の百年に向かい、創業の志士たちの精神をもう一度取り戻そうとの願いを込め『百歳の若者』というスローガンのもと「企業に夢を、社会に幸せを、愛される日本盛をめざす」という経営理念を新に設定したという。その経営理念のことば通り、企業というより業界に夢を与えた「米ぬか美人」や、ニーズの多様化や個性化が進む昭和五十年代にインク瓶の形をした「Qbin」や、ボールのように丸い「球体原酒」といったユニークな商品を提案していった。「トライ」というペット容器入りの酒などは、私の親父(九十歳)のお気に入りで、昔から旅行の共として愛用している商品だ。
※ トライ:昭和五十五年に開発。ペット容器は割れる心配がなく、酒質保時の点ではガラスより優れているともいわれる。業界に先駆けての発売は大きな反響を呼んだ。

 次に、カラダ想いの酒「健醸」「グリーンパック」について伺った。

ヒデ:
開発の経緯は?
曽我部長
(以下S氏):
きっかけは創業百年の平成元年(1989年)です。「健康」「自然」「新鮮」をキーワードに、新しいことにチャレンジしようということで取り組みました。当時、第一次健康ブームがあり、私自身の研究のテーマでもあったので、カラダにいい酒は付加価値になると思い、肝臓に負担をかけないものとか、糖質など肥満の要因になるファクターに対して効果的な物質は何か?と、清酒の範ちゅうで捜し、イノシトールをターゲットに挙げて取り組みました。イノシトールは無味無臭で、酒の味に影響をおよぼさないですからね。商品化するまでに七年かかりました。
  ※ イノシトール:天然ビタミンの一種で脂肪肝や肝硬変も予防効果があると言われており、肝機能の正常化など代謝改善に必要な機能があるとされている。また健康維持と老化防止にも役立つと言われる。
ヒデ:
苦労された点は?
S氏:
効果的な麹を見つけるまで、試行錯誤の繰り返しで時間がかかりました。
ヒデ:
グリーンパックの開発は何時?
S氏:
2003年に発売しました。健譲を開発する段階で、健康に関する調査を行いました。その際、お酒を飲む人は肥満についても不安を持っていることが分かり「糖質50%OFF」というコンセプトの商品を開発しました。
ヒデ:
普通酒の製法との違いは?
S氏:
麹菌が異なるだけで基本的な工程は同じです。ただ、「グリーンパック」は発酵工程が異なり、糖を効率よく分解させるノウハウがあります。弊社の上撰に比べ糖質を50%カットしています。
ヒデ:
商品化されたときの手応えは?
S氏:
正直、ここまで注目されるとは思いませんでした。今では一つのカテゴリーに育ちました。
ヒデ:
どのような方が購入されていますか?
S氏:
「健醸」は高齢者の方が中心ですけど、「グリーンパック」は四十代の方が中心です。
900mlパックを中心にミドルユーザーの方に指示されているようです。
ヒデ:
ありがとうごさいました。

 

 
日本盛本社
商品がたくさん並んでいた棚。
カラダ想いの酒「健醸」と「グリーンパック」
対応していただいた植田本部長と澤本さんと曽我部長(左から)
本社近くの屋外広告
本社近くにある、宮水発祥の碑
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