春一番が吹き、春の兆しが少しずつ見え始めた今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか。
庭の白梅の蕾も少しずつほころび始めました。
陽気に誘われ、ふわっと開花。

梅と言えばやはりこの歌が出てきます。
「こちふかばにほひおこせよ梅の花
主なしとて春な忘れそ」
まだ少し寒さが残るこの季節に他に先駆け
咲き始めた梅は清らかで、美しいです。
大宰府に流された菅原道真公が、旅立つ日に
見られた梅の花はきっと胸がしめつけられるほど
美しかったのでしょうね。
先日、小春日和の丹波篠山に美術展を見に出かけました。
丹波篠山と言えば、焼き物の里であり
今回お邪魔した美術館の周囲には立杭焼きを
扱う窯、お店がたくさん軒を並べていました。
訪れたのは、兵庫陶芸美術館。
周囲を丹波の山々に囲まれ、建物にも
木がふんだんに使われ、とても気持ちの良い美術館です。
美術館外観
美術館内部
「青磁を極めるー岡部嶺男展」 (この特別展は3/2で終了)
戦後の日本陶芸界において、独創的な造形力で、鮮烈な印象を
残した岡部嶺男の回顧展です。
実は、私も岡部嶺男という陶芸家の名前は、この時まで
全く知りませんでした。
今回母が珍しく、見に行きたい美術展があるから調べてほしい
と言ったので、色々調べていくうちに、いつのまにか私の心をがっちり
捉え、丹波への旅へと誘った次第です。
初めて目にした、岡部氏が制作した陶器を目の当たりにして
「すごい・・・」の一言でした。
どの陶器もあふれんばかりの生命力を放っているようで
展示室内は作家の強烈な気迫に満ちていました。
何よりも一人の陶芸家が織部、志野、黄瀬戸、灰釉、鉄釉、
そして青瓷(磁)と非常に広い加飾技法を用いて、
それそれ劣らず素晴しい作品を作り出した、その力量に脱帽、感服しました。
今回の注目はなんと言っても「青磁」です。
一言に「青磁」と言っても、呼称は実に幅広いのです。
例えば、
「天青」→澄み切った天空のような青さ
「月白」→月光のように淡く明るい乳白色をしたもの
美術展のポスターに使われた、1969年に制作の
「粉青瓷大砧」は色、形とも実に美しく
これを上回る青磁は世界中探し回ってもない、と断言できるぐらい
素晴しいものだと思いました。
お茶道具もとても素晴しい作品が多く、これで
お茶を点てたらどんな味になるのかなぁと
あれやこれや空想してました。
(その前に緊張して、お茶碗を落っことしそうだ)
2時間にわたる鑑賞の後は、フル回転した
脳の栄養補給の為に、楽しいお食事♪
最近、多くの美術館では集客の為に
館内レストランの充実に力を入れています。
陶芸美術館でも”食”に力を入れられているようで、
こちらのレストランでは、丹波篠山の食の幸と
器(焼き物)を2つ同時に楽しめました。
前菜の1品 篠山産かぶらのコンソメ煮
メインのお魚料理 ハタと蛤のソテー 香草クリームソース
オバール形のお皿に緑のソースが映えます。
鮮やかな早春の色です
季節野菜のサラダ
備前のお皿に野菜が盛られただけなのに、こんなに綺麗だなんて!
もちろん地野菜なので、濃いしっかりとした味わいでした
そして何と言っても一番のご馳走は
レストランの一面の大きなガラス張りの窓から
一望に見渡せる丹波の山並。
桜や紅葉の時期は本当に見事でしょうね。
以上 丹波篠山からお伝えしました!
投稿者: ミモザ姫 日時: 2008年02月25日 17:10
ミモザ姫、そうですか丹波篠山へ行かれたのですか!
まだ寒かったんじゃないですか?
陶の郷の近くには、高校時代の同級生も何人かいますが、
ほんと山に囲まれてて不便ですが、空気は良いし、眺めは
良いし、私も好きな所です。
日本六古窯の一窯である立杭焼は地味だけど味がありますよね!
レストランでのお食事も満足されたことでしょうが、丹波篠山と
言えば、やはり「ぼたん鍋」!!
また食べに来て下さいね。 お酒も美味しい地酒が沢山ありますよ!
2008年02月25日 17:10に投稿されたエントリーのページです。
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