よしと
口切る
一瓶の酒
(嵐雪)
菊酒の
加賀に知る人
おとづれよ
(許六)
風に名の
ついて吹くより
新酒かな
(園女)
隈なきを
のみ酌む物か
濁り酒
(蓼太)
いざ一杯
まだきににゆる
玉子酒
(蕪村)
升飲みの
価はとらぬ
新酒かな
(蕪村)
秋風や
酒肆に詩うたふ
漁者樵者
(蕪村)
塩鳥の
歯にこたへたり
冷し酒
(暁台)
父が酔
家の新酒の
嬉しさに
(召波)
わせ酒に
もののゆかしき
在所かな
(白雄)