1.芋酒
その道には、この酒
かの「鬼平犯科帳・凶賊」によると、皮をむいた山の芋を小さく切って笊に入れ、熱湯にしばらく浸して引き上げ、擂り鉢で丹念に摺りここへ酒を入れる。つまりねり酒のようにしたものを用いる時に燗をして出す。 『・・芋酒をやったら、一晩のうちに五人や六人の夜鷹を乗りこなすなざあ、わけもねえ』。 早い話が酒でのばしたとろろ。“その道”に効くとされる怪しげな薬を試すより、昔から精が付くと言われる芋酒を試す方が安心??