7.花見酒
しみわたる大自然の恵み
月見酒、雪見酒など古来より伝わる四季折々の酒宴の中で、今なお盛んなのが春の花見酒。 花見の宴は元来、貴族や武士の間だけに行われた風流で神聖な催しでした。というのも我が国ではその昔、桜自体を“大自然の生命が形になったもの”と考え崇拝していたため。先人は満開の桜の下、花の精霊である花粉を全身に浴びながら酒を飲み、ハラハラと落ちてくる花びらも共に飲みこむ事で、自然界の生命力を取りこめると信じていたのです。