1.肴

酒のための「菜」

肴は元々「酒菜」であり、魚を指す言葉から生まれた訳ではありません。 逆に「うお」と読んでいた字を「さかな」と呼ぶようになったのは、「魚」が肴の代表と見なされたためだということ。
近世まで肴といえば塩と味噌程度の質素なもので、山上憶良も「寒い夜に鼻水をすすりながら、塩を肴に酒粕をお湯で薄めたものを飲み」というワビシイ歌を残しています。
また食べ物だけでなく、酒宴の歌や舞いなどを指す言葉でもあったようです。

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