HOME ヒデさんの特訓セミナー めざせ!きき酒師

このセミナーはSAKE王国が誇るきき酒師のヒデさんが、最近数年間の認定試験問題をもとに、合格へのポイントをワンポイント解説するものです。
各回の最後には、正解者の中から抽選でお酒が当たる「腕試しテスト」をご用意していますので、どしどしチャレンジして下さいね。


それでは第1回セミナー
「日本酒の商品特性と保存管理について」
の開講です。


●設問1
日本酒ならではの商品特性を4つ述べよ。

ひえ〜っ、いきなりむずかしいっスよ!えーっと、まず(1)「温めてもおいしく飲める」でしょ、それと(2)「和食に合う」なんてどうかなあ・・。あとは(3)「米から造られている」・・なんて当たり前か。ん〜、どうしよう?あ〜もう分かんないッスよう。

こりゃあ、先が思いやられますなあ。
(1)は惜しいですけどね。どうせならもっと知的に「酒類の中で最も飲用温度帯の幅が広い」と表現してもらいたいですね。
(2)についてはもう一歩深く突っ込んで「料理のマイナス面を引き出す事がない」と答えられれば一応OKでしょう。「料理との相性において、特に生の魚介類から生臭み等のマイナス面を引き出すことが全くなく、旨味のみを引き出す効果が高い」というところまで表現できれば完璧ですがね。
(3)は小学生レベルの答えですなあ。この機会にぜひ知って頂きたい日本酒の特性は「アルコール飲料の中で最も体を冷やす効果の低い、体に優しいアルコール飲料である」ということ。ちなみに最も体を冷やす効果の高いアルコール飲料はウイスキー・スピリッツ類です。
そして4つ目の答えは、次の中から覚えやすいのを選んでちょーだい。

  • 醸造技術レベルが非常に高い
  • 醸造酒の中で最もアルコール度数が高い  
  • 非常に品質が変化しやすい
  • 本来は工業的大量生産向けではない

●設問2
下記の文章の正しいものには○、誤っているものには×をつけよ
  1. 酒類のすべては品質が変化しやすいのだととらえるべきだ
  2. アルコール飲料が身体に与える悪影響とは、身体を冷やす効果が高いため、長期的、習慣的には体細胞を弛緩し、身体の弱体化を招く事である
  3. 的確な提供を行わなければ、その特性が活かせないのは酒類全般に言える事である
  4. 酒類は嗜好的要素が非常に強いため、どんなものがその人にとっておいしく感じ取ってもらえるかを探る洞察力が提供者として最も必要な事である
  5. アルコール度数の高い飲料ほど、ストレスオフ効果が高い
  6. アルコール飲料は良くも悪くも身体に多大な影響を与えるため、その効果を把握しておく事は提供者として必要不可欠である
  7. ワインの香味を決定する大きな要因の一つに、原料であるブドウの品種の特性が挙げられる
  8. 保険飲料的要素が非常に強いのはワインである
  9. 世界中で最も消費量が多いのはビールである


○×問題は得意なんですよね。まずは、日本酒やワインは保管にうるさいけどウイスキーやジンはそうは思えないので×ですね。はその通りだからは分かんないから飛ばして、、それにはやっぱですよね。ということは×が1個しかないのはおかしいから、×ですね。答えはaから順に×○○○×○○×○。うん。バランス的にもこんな感じでしょ。

そんな適当に答えてはいけません!は確かにウイスキーなどスピリッツ類は保管にうるさくない印象がありますが、程度の差はあれお酒はすべて品質が変化しやすいと認識して下さい。だからbcd、それにfgi。この辺は常識的に考えればOK。は個人差はあるものの、一般 的にはアルコール度数の高いお酒程ストレスを発散させてくれる効果 も高いのでこれも。そしてはあくまでも他の酒と比べて、それも“適量 で”が前提ですが、ワインは保険飲料的要素が強いお酒と言えるでしょう。
ということで答えは全部。○と×のバランスなんてくだらない事に気を取られずに、きちんと問題と向き合う姿勢が大切なのですぞ。

●設問3
日本酒保存のポイントについて、空欄に該当する語句を下記の語群より選び記号で答えよ
  1. 「(1)」保存庫に入れ、「(2)」をできるだけ少なくする事が望ましい
    ※温度は「(3)」℃位とする
    ※飲食店などでは、長期保存用とすぐに提供できる温度の保存庫があると便利
  2. 「(4)」から遮断されていること
    ※明かりは必要最低限にする
    ※「(5)」、殺菌灯など「(6)」光源は使用せず、「(7)」が理想である
  3. 管理上、「(8)」である必要はない。「(8)」であると、王冠やキャップのサビの原因となり、またカビの発生でラベルの汚損や異臭が発生するからである

選択肢
A:低温 B:白熱球 C:温度変化 D:高湿度 E:有紫外線 F:1〜8 G:光
H:蛍光灯 I:高温 J:10〜15 K:低温殺菌 L:火落ち菌 M:-5〜0

(1)「A:低温」保存庫。(2)「C:温度変化」を少なく。次の温度は「-5〜0」じゃあ低すぎるし「10〜15」だと高すぎるので(3)「F:1〜8」℃位。(4)は次の行の※印に明かりは必要最低限云々と書いてるから答えは「G:光」で決まり!それと(8)はその後にサビ、カビについて書かれているので「D:高湿度」ですね。でも(5)(6)(7)はむずかしいなあ。灯りや光源について聞かれているので「B:白熱球」「E:有紫外線」「H:蛍光灯」のどれかだろうけど・・。ええい、分かんないからとりあえずBEHの順にしておこうっと。

惜しいなあ。(5)(7)が逆になった以外は全部正解ですね。とにかく日本酒を保管する際に「蛍光灯は×」「白熱球が○」と覚えてしまって下さい。と言うわけで正解は:
(1)A (2)C (3)F (4)G (5)H (6)E (7)B (8)D

ここに記載されています試験問題は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会の了解を得て記載しております。無断で転載することは固く禁じます。
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