HOME ヒデさんの特訓セミナー めざせ!きき酒師

このセミナーはSAKE王国が誇るきき酒師のヒデさんが、最近数年間の認定試験問題をもとに、合格へのポイントをワンポイント解説するものです。
各回の最後には、正解者の中から抽選でお酒が当たる「腕試しテスト」をご用意していますので、どしどしチャレンジして下さいね。


それでは第5回セミナー
「日本酒の4タイプ分類について」
の開講です。


●設問1
以下は日本酒の4タイプ分類に関する文章である。それぞれA〜Eのどのタイプの事を述べているのか、記号で答えよ。
A)薫酒(香りの高いタイプ) B)爽酒(軽快でなめらかなタイプ)
C)醇酒(コクのあるタイプ) D)熟酒(熟成タイプ) E全タイプに共通して言える


  1. 華やかで果実や花を想わせる芳香が高い
  2. 琥珀色を帯びた強い色調は他のタイプには見られない
  3. 日本酒の中では最もシンプルで軽快なタイプ
  4. 厚みがあり、濃醇な旨味やコクを感じさせるが、熟成感は高くない
  5. 吟醸用酵母を使用し、精白度を高め、低温で仕込むとこのタイプにに該当する
  6. 特に生もと、山廃系の酒母で仕込まれたものが該当する
  7. 香りの具体例を挙げるなら、レーズン、シナモン、バニラ、クローブ、メープルシロップ、蜂蜜、シェリー酒、紹興酒等になる
  8. 生酒や生貯蔵酒が主に該当するが、最近では純米大吟醸から本醸造まで様々な規定の日本酒が該当する
  9. 特に海産物から生臭みを引き出すことがほとんどない
  10. 最も食前酒として適したタイプ
  11. 淡泊な素材の味わいを前面に活かしたような、軽やかでシンプルな料理全般と好相性を示す
  12. 鰻のかば焼、豚肉の角煮、フォアグラのソテー、ブルーチーズ、中国ハムの蜂蜜煮等、非常に風味が強く、油脂成分の高い個性的な料理と好相性を示す
  13. 料理との相性の幅は非常に広いが、特に旨味成分の多いコクのある料理と好相性を示す
  14. 飲用温度帯の幅は最も広い
  15. 全タイプの中で最も冷やして飲用するのに適する
  16. 燗をするにしても、人肌以下、35℃〜38℃程度に温めたい
  17. 清涼な香味が持ち味なので冷やして飲用したいが、あまり冷やしすぎると持ち味である香気成分が活かせないため、注意が必要
  18. ラッパ型やワイングラス形状が最も個性を活かせる
  19. 小振りの飲みきりサイズの器が好ましい。また、涼しげな演出も加えたい
  20. 複雑な香気を活かすならブランデーグラス形状の器が好ましいが、あまりにも強烈な個性を持つものなら、この提供法はビギナー向けとは言えない

一気にいきます!aの芳香が強いのはA、bの琥珀色はD、cのシンプル&軽快はB、dの旨味が濃醇で熟成感が高くないのはC、eの吟醸用酵母を使用しているのはA、fの生もと、山廃系といえばC、gのメープルシロップ、シェリー酒っぽいのはD、hの生酒から本醸造まで該当するのはB、iの海産物から生臭みを引き出さないのはE、jの食前酒向きはA、kの軽やかでシンプルな料理と合うのはB、lの鰻かば焼とか個性的な料理に合うのはD、mの料理との相性の幅が広いがコクのある料理に合うのはC、nの飲用温度帯の幅が最も広いのはC、oの冷やして飲むのに最も適するのはA、pの人肌以下に温めたいのはA、qの冷やしすぎると香気成分が活かせないのはA、(あれ?Aが3つ続いたぞ・・まあいっか!)、rのラッパ型やワイングラス形状で飲みたいのはA(あれ今度もAだ、ヤバいかなあ・・)、sの小振りサイズで涼しげに飲みたいといえばB、tのブランデーグラス形状が好ましいのはD。ほとんど直感で答えてみましたけど・・。

かなりイイ線いってますがねぇ。惜しいですねぇ〜。aからnは正解ですが、oの冷やして飲むのに最も適しているのは爽酒ですね。薫酒の中にも冷用に適したものは多いですが、やはり“最も”となると爽酒です。それとp−人肌以下に温めたいと聞かれたら答えは熟酒でしょう。薫酒はやはり温めるよりも冷用が基本ですから。残りのqからtも正解ですね。この手の、飲酒経験を元に答えを導き出せる問題なら何とか様になりますねぇ。
ということで正解はa) b) c) d) e) f) g) h) i) j) k) l) m) n) o) p) q) r) s) t)


●設問2
空欄に該当するものを下記の語群より選び記号で答えよ
日本酒のサービス温度、飲用温度は、ビールやワインと比較すると幅があり、「1」位までの広範囲にわたっている。これが日本酒の大きな特徴でもある。

下記の4タイプそれぞれの最も適した飲用温度帯は:

  1. ・薫酒:「2」内が飲用適温帯
  2. ・爽酒:飲用適温帯が「3」。「4」内、もしくは氷温近辺
  3. ・醇酒:飲用適温帯は最も「5」。「6」位が適当である
  4. ・熟酒:飲用適温帯は広く、「7」に及ぶ

a)7℃〜25℃ b)10℃〜45℃ c)6℃〜10℃ d)10℃〜16℃ e)5℃〜55℃ f)広い g)狭い

細かい問題だなぁ〜。えーとまず、「1」は飲用温度が広範囲だという事だから語群の中で一番温度幅が広いのはeですよね。「2」の薫酒の適温帯は割と低めでやや幅広いイメージがあるのでaかな。「3」の爽酒の飲用適温帯は冷用のみに適しているからやはりgの「狭い」でしょう。「4」の温度は“もしくは氷温近辺”のフレーズをヒントにすると、ズバリc「6℃〜10℃」でしょ。ということは「5」はf「広い」で、「6」の具体的な温度帯はb「10℃〜45℃」。となると熟酒の適温を問う「7」は最後に残ったd「10℃〜16℃」ということになるけど・・あれっ?何かヘンだなあ・・。

ちょっと答えを焦りすぎましたね。薫酒の飲用適温帯はdの10℃〜16℃。薫酒をaの上限の25℃で飲むと、ちょっとぬるすぎて味と香りのバランスが損なわれてしまいますからね。そして「7」の熟酒の適温こそがaの「7℃〜25℃」と幅が広い訳です。惜しいですねぇ。でもまあこんなものでしょうなぁ。ははは。

ということで正解は
1)e 2)d 3)g 4)c 5)f 6)b 7)a

 

ここに記載されています試験問題は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会の了解を得て記載しております。無断で転載することは固く禁じます。
テストにチャレンジ!
第5回腕試しテストは受付終了しました。

戻る