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さけのさかな・特別試食編「ヒデさん、泡鍋を食す。」
取材日:2005年1月
場 所:大阪府茨木市中尾酒蔵
参加者:SSI蔵元体験醸造実習の卒業生8名

泡鍋を食す2002年1月に、酒材班が酒造りを体験実習した大阪茨木の中尾酒造で、酒蔵ならではの料理である「泡鍋」を特別に試食させて頂く機会がありました。

当夜集まったメンバーは、いずれも中尾酒造で酒造りを体験したことのある元“蔵人”ばかり。「杜氏が一人で酒造りをする」ことで知られるこの蔵では、連日深夜作業を行うなど全員がハードな体験をしているため一際結束が固く、今回も急な呼びかけにもかかわらず「泡鍋」食べたさに8人が参集。蔵元の中尾宏氏共々、蔵の一角でしぼりたての酒や秘蔵の酒を酌み交わしながら、ワイワイと楽しく鍋をつつきました。

ちなみに「泡鍋」は仕込み時期の酒蔵ならではのメニューで、もろみが発酵した際にブクブクと立つ「泡」が味の決め手となります。そのため一般家庭でお手軽に・・と言う訳には参りませんが、酒蔵見学等でもしチャンスがあればぜひ一度ご賞味下さい。

 
 材 料 The taste of AWA-NABE 
    泡 その他の材料
    写真1 写真2
  • 泡(もろみのタンクから吹き出たもの:写真1)
  • 出汁昆布
  • 新巻鮭(塩のきいたブツ切りしたものを鍋一つあたり9〜10切。普通の塩鮭の場合は辛塩のもの)
  • あとは白身魚(たら等)、豚肉、しいたけ、白菜、人参、えのき茸、しめじ、糸こんにゃく、ちくわ、油揚げ、にんじん、大根、ネギ、水菜、豆腐などを、通常の寄せ鍋のような感覚で適当にご用意下さい。(写真2)
 
 作り方 The taste of AWA-NABE 
    煮立ったら、水菜以外の材料を全て入れます
    写真3
  1. 土鍋に水と出汁昆布を入れて火にかけ、沸騰する直前に昆布を鍋から出します。
  2. 新巻鮭を入れます。
  3. 煮立ったら、水菜以外の材料を全て入れます。(写真3)
  4. 再び煮立ったら「泡」を入れて軽くかき回し、まんべんなくなじませます。そして水菜を入れ1〜2分蓋をして煮立ったらできあがり。
    ※塩鮭から塩分がでますので、そのままでおいしくいただけます。鮭の塩加減にによって塩味が足りないときは、食べる時に各自、食卓塩、ポン酢等をつかうのもよいでしょう。
 
 試食風景 The taste of AWA-NABE 

鍋に「泡」を入れる蔵元 当日搾ったばかりの吟醸酒 直接取り皿に「泡」を入れて! 食も杯も進む進む
「見山」
熟成酒
鍋に「泡」を入れる蔵元 当日搾ったばかりの吟醸酒を
手にする蔵元
直接取り皿に「泡」を入れて!
とせがむ方も
鍋と酒のダブルの美味しさで
食も杯も進む進む・・。
 
 ヒデさんの感想 The taste of AWA-NABE 

ヒデさん

蔵元の言葉を借りれば「なんとも説明のできない美味しさ」である。たとえるなら、吟醸仕込みの酒粕で作った粕汁を、さらにクリーミーにしたような味。旨味はしっかりとあるのに、くどさはなく、何杯でもおかわりしてしまう美味しい鍋だ。疲れた身体をぽかぽかと温め、まさしく“蔵人たちだけが味わえる冬の楽しみ”であることはよく理解できた。ごちそうさまでした!

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