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女王様のキャンパスレポ〜ト 灘の酒大学受講記

第2回:〜酒造業の現在と未来〜の巻

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会場は檜造り。木の香で気分もリラックス。
午後6時30分。広々とした檜造りの会場でいよいよ第2回目の灘の酒大学のスタートです。会場内はほのかに木の香りがして気分はなんとなくリラックスムードに。

会場は檜造り。木造りになってるとなーんか落ち着くんですよね。んー。いい香り。
本日のテーマは「酒造業の現在と未来」。講師を務めて下さるのは神戸酒心館のオーナー、安福重照氏です。
現在と未来を学ぶにはまず過去のことを、という訳で、講義はまず簡単な灘とお酒の歴史から始まります。

「この辺りに酒蔵が増え始めたのは江戸時代の中頃でした。酒造りが盛んになるにつれて、夜女性1人で歩けないほど閑散としていたこの辺りにも桶屋、樽屋、酒かす屋などの店や飲食店ができ、人が増え、だんだんと発展していったのです」

と安福氏は静かに語ります。

「町の発展にお酒は大きな役割を果たしてきたのですね。女王様。」
「町のにぎわいが目に浮かぶのお。」

そうした風景は安福氏が生まれた頃にはまだ残っていたそうですが、時代と共に消えていき、浜の埋め立てや震災のせいもあって今ではすっかり変わってしまったとか。
そんな話をする時、この地に生まれ育っただけに、安福氏はちょっぴりさびしそうな表情を浮かべます。
続いて時代とともに変わりゆく酒造業の形態や、お酒の需要の変化など、データをもとに講義は進みます。

安福重照氏

本日講師を務めて下さるのは創業247年の歴史を誇る酒心館のオーナー、安福氏。『この酒心館をもっとみなさんの身近なものにして一緒に楽しい町造りをしていきたいです』と語ります。ひげがシブイ!
講義風景
講義中では本に載っていない裏話なんかがポロリとでてくることも。みなさん興味しんしんです。
目に浮かぶのお

「女王様。おもしろいデータがたくさんありますよ。たとえばですね。都道府県別成人1人あたりの日本酒消費量はどこが一番多いと思われますか?」
「そうじゃな…。やはり都会である東京や大阪か?それとも灘や伏見のある兵庫や京都か?」
「それが違うんですよ。一番多いのは新潟。それから秋田、山形と続くのですがどうやら寒い地域が多いようですね。」
オツなもの
「ふむふむ。寒いところで飲む熱燗など、オツなものじゃからのお〜。」
グラフ
清酒の輸出数量の推移のグラフ(左)と、課税移出数量における特定名称酒の伸びのグラフ(右)。右のグラフの通り、清酒の輸出数量は順調に伸びをみせています。中でも右のグラフのように、特定名称酒の売れ行きが好調。日本の酒から世界のSAKEへと成長しているのですね。
「こちらのデータも興味深いですよ。吟醸酒や純米酒などの特定名称酒の売れゆきが年々順調に増えているチャルメラの音が…。んです。清酒全体の輸出量も、すばらしい伸びですぞ。」
「なんと。世界の『SAKE』になってきているのじゃな。わらわはうれしいぞよ。」

日本酒の良さが世界に認められ始めているーそんなまじめな講義の中、『パララ〜ララ』と、緊張感のないチャルメラの音が…。思わず会場からクスクスと笑い声がもれます。ぐっとおなかもすいてきた中、話は酒造業の未来へと展開していきます。


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