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女王様のキャンパスレポ〜ト 灘の酒大学受講記

第2回:〜酒造業の現在と未来〜の巻

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おかわり自由のきき酒。違いが分かるのは何杯目?
さて、興味深い話が多かった講義も終わり、続いてきき酒の時間へ。
会場を移してきき酒を行った前回とは趣向を変え、今回は各自の席にお酒が配られます。今回きき酒をするのは(1)純米酒(2)純米低アルコール酒(3)純米吟醸酒(4)大吟醸酒の4種類。上段にはそれらのお酒が名前付で、下段には同じ種類のお酒が名前を伏せて順不同で並べられ、上段と下段を飲み比べて同じものをききわけます。
 席に着いたまま落ち着いて飲み比べられる上、おかわりも自由とあって、

「分からないなあ。もう1杯くれるかな」

と参加者のみなさんは納得のいくまできき酒をします。

「女王様、私めには少し難しいのですが、いかがなものでしょう?」

「なあにかんたん、かんたん。一番分かりやすいのがこの甘くて少し酸味のあるお酒じゃ。大臣、飲んでみるがよい。」

「なるほど。少しワインに似た味がしますな。」

「そうじゃ。これが純米低アルコール酒。それからこの最も香りが良いのが大吟醸酒じゃ。純米吟醸酒とのききわけはちと難しかろが、わらわはもう分かったぞ。」
「さすがに女王様でございます。」

午後8時半すぎ、前回同様きき酒を終えた人から順に解答用紙を提出し、出口でおみやげの純米酒をもらって帰り始めるのですが、その場で前回のきき酒のテスト結果が返されます。
採点された紙をドキドキしながら受けとる参加者のみなさん、気分はすっかり学生さんのようです。
きき酒をした約50名の参加者のうち古酒・生酒・吟醸酒・甘口・辛口のすべてをきき当てたのは5名。うちなんと4名が女性という結果に!


「すばらしいことですね。女王様。やはり女性の方が味覚に優れているのでしょうか?」

「きっとそうじゃ。わらわも満点だったが、他の女性たちもがんばっているのお。」

満点となった1人、26歳の女性は(信じられない!)といった表情を浮かべ、

「お酒は大好きですけど、飲めるようになったの実はつい最近なんです。本当に驚きです」

とうれしそう。
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きき酒会場
今日のきき酒の対象は純米低アルコール酒、純米酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、の4種類。さて、今日の満点は何人になるのでしょうか?

机上にある4種類のお酒をききわけて解答用紙に答えを記入するのが今日のきき酒。カンニングはだめよ。「ふむふむ。これは純米酒。いや、待てよ。それはさっきの方かな。」

「お酒はとーっても好きですね。やっぱり日本人は日本酒でなきゃあ。」

20代にしてきき酒で満点をとった将来有望な女性。『日本酒は大好きだけど実は最近飲めるようになったとこなんですよ』…それにしても頼もしい!


前回のきき酒で満点をとった唯一の男性。日本酒をこよなく愛することうん十年のベテランドランカー。『えっ。ほんとに?信じられないなあ。最近めっきり弱くなったのに…』
「女王様、彼女は驚いたと言っておりましたが、今日も最後の最後まで残ってお酒の味を確かめたり、積極的に関係者の方に質問に行ったりしていましたよ。」
「熱心なことじゃ。将来が楽しみじゃのお。」
「女王様、男性だって負けていませんよ。男性の満点は1人だけでしたが、この方は『うれしいなあ。お酒は大好きだけど、ハッキリ言って自信はなかったのに…だけど今日のは自信があるよ』と話しています。次回の結果も期待できそうですよ。」

この方だけでなく、「今日のはちょっといけるかな」

との声が多く、どの方も納得のいくきき酒ができたようであります。解答用紙をもらって

「あれ、おかしいなあ。もっと当てたと思ってたのに」
とか、
「わあっ。結構当たってるじゃない」
と口々につぶやく参加者のみなさんを見送りながら

「今日は身のある話をたくさん聞けて良かったぞ。わらわも熱心な皆に負けぬよう王国に帰って一からきき酒の練習じゃ。行くぞよ。大臣」

と、心をあらたにした女王様は大臣と共に仲良く王国に帰って行きました。となるはずでしたが…
けしからぬ。
「ところで大臣。そなた前回のきき酒の結果は何点だったのじゃ?」
「はっ…。実は…」
「なに!?れ、0点じゃと!?SAKE王国の大臣ともあろう者が!けしからぬ。今度の講義までにわらわがみっちりと酒の味を覚え込ませてやろう。よいな!」
「ひ、ひいっ!」

いささかご立腹の女王様と、(言わなきゃ良かった)と悔やみ続ける大臣は、お互いに言葉も交わすことなく王国へと帰っていくのでした。


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