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続いては、実際の酒造りの体験、ということで酒母造りの実技へと移ります。 参加者の皆さんは、まず酒母造りの原料となる蒸し米を冷ます「放冷作業」に取りかかります。放冷場に簀が敷かれ、蔵人の皆さんが蒸し米を運んできて上に広げます。 参加者の皆さんは大はしゃぎ。アツアツの蒸し米を「ここ熱いよ、気を付けて」と注意し合いながら、手でしっかりと広げていきます。 「熱いし、量がたくさんあって大変じゃのぉ。わらわは少し休憩じゃ」 なんて1人手を抜いていた女王様、 「早く冷ましてくださいよーっ。冷まさないと帰れませんよーっ」 と、泉社長からハッパをかけられ、あわてて作業に取り組むのでした。 次に、放冷により人肌くらいまで冷ました蒸し米を、あらかじめ用意されていたこうじ、酵母、水、乳酸と共にタンクに入れ、櫂と呼ばれる棒で混ぜ合わせます。タンクは、女性の肩の高さほどもあり、参加者の皆さんは、踏み台に乗って混ぜ合わせます。「そーれっ。そーれっ」自然とかけ声が上がり、熱も入ります。参加者の皆さんは交代で櫂を手にとり、真剣な面もちで一生懸命に混ぜ合わせます。 ただ、これがなかなかの重労働。 「こりゃ、やってみると結構大変だねぇ…ハァ…」 と、驚く方がたくさんいらっしゃり、 「では、私めの出番でございますね」 としゃしゃり出た大臣も、蒸し米や水の中に埋もれて重くなった櫂にびっくり。すぐに、 「私いささか腰の方が…どなたか交代して下さぁい…」 なんて言い出します。 「情けないのぉ〜、大臣。」 女王様があきれていると、 「だ〜めだよ、腰と腕にググッと力を入れなきゃ」 と、蔵人の方が、笑いながら慣れた手つきで見本を見せて下さいます。 「いやはや…。恐れ入りましたぁっ。」 蔵人の方のすばらしい技と力強さに、大臣をはじめ参加者の皆さんは、ただただ驚いてしまうのでした。 実習で造った酵母はこの後仕込み、発酵などの工程を経て、3月くらいにお酒になるのだそうです。 「特別いいお酒になるんじゃないかな」 という泉社長に、参加者の皆さんはドッと笑い、それぞれに自分の造ったお酒の味を思い浮かべるのでした。
「こしき」で米を蒸しているところ。蒸気で辺り一面真っ白に!
蒸し上がったばかりの蒸し米。アツアツです、皆さん気を付けて!
放冷の作業には泉社長のご令嬢、かおりちゃんも参加。将来は甘辛しゃんのようにな るのでしょうか…?