◆選び抜かれた美酒は最適の器で。
最高峰の杜氏が醸す銘酒と、それぞれの酒に合うように作られた酒器が一度に楽しめる今回の展示会。何と言っても、実際にそれらの酒器で対象となった美酒を利き酒できる(1杯500円〜)のが最大の魅力である。
「私のこれまでの経験から選ばせて頂いた十の酒蔵の酒を、十人の陶芸家の方に実際に利き酒をして頂いた上で、それぞれに最適な酒器を作って頂きました。酒蔵同士の競争心も手伝って、こちらが希望した酒質以上のものを提供して下さった所が多く、私としてはうれしい反面、当初想定していた個性のぶつかりあいとは若干違った結果になった部分もありますね(プロデューサー成岡氏)」。
一銘柄に対し一種類(五点)ずつ、それを全十銘柄分用意しなければならないため、陶芸家にとってもかなりの労力が要求される仕事だ。準備期間には半年をかけたという。
会場を訪れる人は、若い女性のグループ、上品そうな中年婦人と娘さん、いかにも酒にうるさいゾという顔つきの頑固オヤジ風など実に多彩。この手の催しにありがちなマニアックな空気はなく、リラックスした心地よい雰囲気に包まれている。また来場者からの質問等に対しても、成岡氏をはじめとするスタッフが逐一丁寧に応対されており、酒や酒器の初心者にとっても大変心強い。
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