| 酒材班がゆく Vol.11「初呑切り見学記〜長龍酒造にて」 PAGE2 | |||||||||||||||||
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| ■張りつめた空気の中、黙々と作業は続く | |||||||||||||||||
「ご自由に見学頂いて結構ですが、作業中は職員に話しかけないで下さい」。足元と手指の消毒を終えた我々に対し、案内役の長龍酒造(株)楠本統括管理部長は、穏やかな中にも厳かな口調で告げました。 ここは同社地下にある原酒貯蔵室。室温13℃に管理された薄暗いスペースに、大小様々な貯蔵タンクが並んでいます。軽い打合せの後、職員の方々が2人1組になって足早に個々のタンクへと向かいます。きびきびとした動作に、鋭い眼差しに、ピーンと張りつめた緊張感が漂います。 (こりゃ取材などをお願いするべきじゃなかったかなあ・・・) 自分たちの存在がひどく場違いに思えてなりませんが、こちらも仕事だ、来てしまった以上はきちんとネタを集めようと取材メモにペンを走らせ、デジカメのシャッターを切りまくります。やがてその場の雰囲気にも慣れ、タンク毎に繰り返される作業の内容が分かり始めてきました。 まず呑口に採取用の栓を装着し、最初は透明な小瓶に酒を注ぎ、1人が色とテリを確かめます。次に茶色の小瓶、茶色の四合瓶に注ぎ入れ、それぞれの瓶口にセロハンをかぶせ上からねじ切りの蓋をしっかりと閉めます。後で聞くと、透明瓶は定期検査用、茶色の小瓶は成分分析用、そして四合瓶が利き酒用とのこと。またセロハンは、蓋の匂いやカビが万一付着するのを防ぐためです。すべての瓶に注ぎ終えたら呑口を閉め、上から95%のアルコールと蒸留水をかけて消毒し、瓶を置いたまま次のタンクへと移って行きます。
「今日一日で80本ほどのタンクから採取する予定です」。 これでも、好況で酒造量が最も多かった時期よりもかなり少ないとのことですから、なかなか大変な作業です。 |
![]() タンク毎に〈火入月日・銘柄・火入方法・張込温度〉のデータを書いた貼り紙がされています 95%アルコールと蒸留水の入ったバケツ ![]() 上の方が呑口です。 ![]() タンク毎に透明な小瓶、茶色の小瓶が各1本、茶色の四合瓶が2本の計4本分採取 します。 透明瓶は定期検査用、茶色の小瓶は成分分析用、そして四合瓶が利き酒用だそうです。 透明瓶で、お酒の色とテリを確認 |
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