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奈良の人々にとって心のシンボルとも言える三輪山。かつて天智天皇が奈良から近江へ都を移した際、従う人々が幾度も振り返り別れを惜しんだとされるこの山を御神体とするのが、今回の目的地である大神神社です。
JR奈良駅から桜井線に乗ること25分、JR三輪駅に到着した酒材班は、雲一つない秋晴れの下、昔ながらの風情ある商店街の道筋をぶらぶらと神社へ向かいます。
「山の辺の道」と呼ばれるこの辺りは、万葉の頃からの由緒ある古社寺や古墳、歌碑などが点在するハイキングコースとして広く親しまれています。
「実はボクもたまに散策に来るんですよ」 ときき酒のヒデさん。ガイドブック片手に漫遊する人々の姿もちらほら見受けられます。
10分ほど歩いたところで大神神社へ到着。入口の「二の鳥居」付近には、綿菓子、たこ焼などの屋台が出ています。鳥居をくぐり、ゆるやかな坂道をしばらく上って行くと、拝殿の中庭に到着。境内では、そびえ立つ二股の杉の大木が参拝客を出迎えてくれます。ちなみにこの杉こそが、
味酒(うまざけ)を三輪の祝がいわう杉 手触れし罪が君に逢いがたき
と万葉集に歌われた「巴の神木」。いにしえびとの世界にうとい当方には正直ピンときませんが、それでも左党にとって杉は、酒樽造りに欠かせない“ありがた〜い”材料であるのは確か。ここは一番、古今東西の酒徒になり代わり、心秘かに神杉に手を合わせる酒材班でありました。
さてテント張りの「振舞酒コーナー」と、びっしり並んだ各蔵の菰樽を横目に境内を歩いていると、華やかに着飾った子供を囲む多くの家族連れが目を引きます。
(酒の醸造安全祈願祭に何で子供が・・・?) と不思議に思っていると、11月中は毎日拝殿の隣の祈祷殿で「七五三詣成育安全祈願祭」が行われており、好天の日曜日ということもあって、こちらの方の参拝客でも賑わっているわけです。(酒の神様に詣でた限りは、腕白でもイイ、たくましい酒呑みに育ってほしい・・・)
などとくだらないことを考えつつ、いよいよ拝殿へと足を踏み入れます。
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JR三輪駅到着。こじんまりした駅ですが行楽客で意外と賑わっています。
途中にはレトロな商店がいろいろ。「大神神社御用達」の看板を掲げている店がいっぱいありました。

神社への参道

ふるまい酒会場。「ご自由にお受け下さい」「はいはい喜んで・・・」 |