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酒材班がゆく Vol.12「大神神社・醸造安全祈願祭」を訪ねて PAGE3
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■日本酒、ビール、ワイン・・・酒造りへの愛情は皆同じ
大神神社広報課の方の案内で、プレス用の腕章を巻いて拝殿へ。2台のテレビカメラを含む各社取材班がすでに大勢集まっており、頭上からは、前日青々とした新しいものに取り替えられたばかりの、直径1.5m、重さ150kg(!)の大杉玉が参列者を見下ろしています。

10時30分、大太鼓が3回打ち鳴らされたのを合図に祈願祭がスタート。宮司さんを先頭に神職の方々6名の御入場です。 まずは参列者一同が御祓いを受けた後、神殿への御供えが神官さん方の手渡しによって順々に拝殿の神前へ供えられます。供物は今年収穫した米や果物、魚、野菜、餅など。この間雅楽の奏上がBGMのように続きます。 そして宮司さんによる祝詞、御神酒の御供えの後、拝殿中央の板の間で4人の巫女さんによる「うま酒みわの舞」が奉納されました。
舞の後は県の醸造組合関係者や各蔵の代表者が名前を呼ばれ、一人ひとりが手に持った玉串を奉奠(ほうてん)していきます。その中にはアサヒビールをはじめ、日本酒以外の酒メーカーの名前も。てっきり日本酒の醸造安全祈願祭と思っていた当方は少々意外に思いましたが、後で神主さんに伺ったところ:
「日本酒であろうがビール、ワインであろうが、原料が違うだけで酒造りに変わりはありません。“良い酒を造りたい”という気持は皆さん一つですから」
確かにその通りであります。
祭典は正午近くに滞りなく終了。さっそく舞を披露して下さった巫女さんにお話を伺いました。この日のメンバーは、総勢20名ほどおられる中から特に選ばれた選抜チームとのこと。本日の出来はどうでしたか?との問いに:
「4人一緒の動きが多いので呼吸を合わせるのが難しいのですが、うまくいきました」 とニッコリ。ただし、ひと仕事終えた後はのんびりできるのかと思いきや、この日は舞だけでなく、祭典の準備と後片づけ、境内での御守り・御神籤(おみくじ)の授与、各種事務仕事などに追われているらしく、(巫女さんも楽じゃないナア・・・)と正直思ったしだいです。

この後全員で、神社に伝わる味酒(うまざけ)を初めて造ったと伝えられる活日命(いくひのみこと)を祀る「活日神社」へ。神社といっても仏壇ほどの大きさしかありませんが、二千年前の崇神天皇期から伝わる由緒正しき酒の神様であり、ここへの参拝は祈願祭の後の恒例となっております。 さあて公式神事はこれにて終了。気が付けばヒデさんの後ろ姿がスーッと、振舞酒会場の辺りへ吸い込まれて行きます。
 



厳かに雅楽の調べを奏でる楽人の皆さん















神事のクライマックスとなる玉串奉奠(ほうてん)。写真は長龍酒造の杜氏さん。













活日命(いくひのみこと)を祀る「活日神社」。ちょっと大きめの仏壇のようです(なんていったらバチが当たりますかねえ)。

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