| 酒材班がゆく vol.13「灘の酒大学修学旅行・丹波杜氏の里へ」 PAGE4 | ||||
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| ■音楽を聞かせると酒がまろやかになる? | ||||
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鳳鳴酒造は寛政4(1792)年の創業で、その歴史は200有余年。丹波篠山を代表する老舗の酒蔵です。 「普段は素人さん相手なので細かく説明していますが、今日皆さん大学生ですので、細かい話は抜きでご覧頂きましょう」と社長の井階作京さん。 さっそくお言葉に甘え、全員でぞろぞろ蔵の中へと入っていきます。
既に造りの時期を過ぎているため、リアルな作業現場の見学こそ叶いませんでしたが、この蔵ならではのとてもユニークな設備を拝見できました。それは、音楽を振動に変えるトランスジューサーを装着した仕込みタンクです。 「モーツァルト“40番”、ベートーヴェンの“田園”、又は“デカンショ節”のメロディを振動に変えもろみに聞かせてやると、不思議なことに発酵の日数が2〜3日早まり、まろやかな口当たりになるんです。よろしければ確かめてみて下さい」 その言葉に(ホンマかいな?)などと思いつつ、全員で音楽振動の酒とそうでない酒を試飲したところ、「確かにまろやかやわ」「はっきり違いが分かるもんやね」「僕はデカンショ節のが一番口に合うなあ」と感嘆の声。もちろん鳳鳴ご自慢の大吟醸、純米吟醸、搾りたて、原酒、さらには丹波栗を使ったリキュール(Marron de kiss)や黒大豆から造った赤い酒「楼蘭」まで含め総勢12種類を存分にきかせて頂き、全員のテンションは否応にも盛り上がりました。 やがて時計の針も4時を回り、ほろよい機嫌の“学生達”を乗せたバスは、丹波の里に別れを告げ一路神戸へ。車中はいよいよ最後の酒盛タイムとなりました。 「丹波の酒も旨かったですが、お約束通り、帰りのバスでは存分に灘の酒を楽しんで下さい」 とのスタッフの声に応え、わずか1時間余りの復路の間に次々と空瓶が産み出されていきます。そして「おつまみ欲しいね」の声に、「よかったらこれどうぞ!」とお土産に買ったばかりの煎餅や燻製を惜しげもなく振る舞って下さる方も。言葉を交わす機会のなかった方同士もすっかり打ち解け、旅の想い出と酒を媒介に、新たな人の輪が確かに広がった一日でした。 |
![]() 鳳鳴酒造の井階社長。お好きな言葉は「ビールはのどを潤し、酒は心を潤す」だとか。 ![]() 「結構振動するね」。真ん中に見える複数の小型スピーカー状の装置がトランスジューサー ![]() 試飲のためご提供頂いた全12種類の商品。ごちそうさまでした ![]() 帰りの車内で灘酒「福寿」を手にはいポーズ ![]() こちらは「櫻正宗」。既に中身はもう・・。 |
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