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清酒造りを手がけている酒蔵の数は、現在およそ1400。
それぞれ風土や立地条件、杜氏の技、使用する原材料の違いなどによって、「酒屋萬流」と言われるほど多様な流儀があると言われています。
しかしその萬流の中でもひときわ異彩を放つ、「杜氏が一人で酒造りをする蔵」があるのをご存知でしょうか?
我々酒材班がその話を初めて聞いたのは、平成12年の新緑の頃。大阪茨木にある登録酒販店「かどや酒店」の飲み会の席でした(→その模様はこちらで)。
乾杯の時に出された茨木の地酒「見山(みやま)純米吟醸生酒」を前に、飲み会を主催した角本店主が一言:
「この見山の蔵元、中尾酒造さんは、造りを一人で全部やってはるんです。その現場を見たらもう・・びっくりしますよ」。
あれから約1年と7ヶ月。SSI*から届いた「蔵元体験実習先一覧」の中に、その中尾酒造が載っているのを見たヒデさんと助手は、“たった一人での酒造り”をこの目で確かめようと、実習先として迷わずここを選んだのでした。
そして平成14年1月18日からの3日間、過去に何度も実習を体験してきたヒデさんでさえも、まったく想像だにしなかった展開が二人を待っていたのです。
*SSI:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SAKE
SERVICE INSTITUTE)
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