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| 仕込みタンク |
「じゃあ次は皆さん順番にやってみましょう!」
緊張しながらも、ストップウォッチを持つ中尾さんの号令に従い、肌を切るような真冬の冷たい水の中で米を洗っていると、手の感覚が少しずつ麻痺して来ます。やがて、グズグズして米に悪影響を及ぼすまいと一心不乱にやっているうちに要領がつかめ、何とか無難に洗い終える事ができました。
次のメニューは翌日から使用する仕込みタンクの洗浄です。
「1足しかありませんので、この靴が履ける方にお願いします」
中尾さんが手にしたタンク用長靴のサイズに、足がぴったり合ったシンデレラ(?)は何とヒデさん。さっそくタンクの中に入り、ブラシでせっせと中をこすります。残った者は蓋の洗浄です。
「どこの蔵でも、洗浄と清掃は小まめにやるんです。大切な仕事なんです」
とタンクの中からヒデさんが、誰にともなく語っています。
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| 女性陣がタンクの蓋を洗浄 |
さて女性陣が蓋を洗浄してくれているので、手持ち無沙汰になった助手が所在なげに釜場の方へ近寄っていくと、地面に置かれた直径1.5mはある大きな甑(こしき:飯炊き用の桶)の前に中尾さんの姿が。何かやる事ないっスかねぇと声をかけようとしたその時、目の前で信じられない光景が..。
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浸漬後、米を吊して水切り
タンクの中に入るヒデさん
消毒用の過酸化水素を用意する中尾さん。素肌にかかると火傷状態になるので注意が必要
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