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vol.18「灘酒全銘柄が大集結!ある小さな居酒屋の奇跡」 PAGE3
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■灘の全35銘柄をブレンドした「和合の酒」で乾杯
一人一銘柄の一升瓶を「灘の酒」と書かれた四斗樽へ注ぎ入れます

さて肝心のパーティの方ですが、冒頭から前代未聞の演出が行われました。何と空の四斗樽の中に、灘の全35銘柄の酒を一升ずつ入れてブレンドし、その究極の「灘・和合の酒」を使って乾杯しようという試みです。酒奉行の中から35人が代表として選ばれ、1人1銘柄の一升瓶を手に壇上に登り、順番に四斗樽の中へ。もちろん我らがヒデさんもその一員。大役を終えての一言は:
ヒデさん「注いでいるうちに酒の香りとアルコールがふわーっと立ち上ってきて、くらくらしましたよ」。

全銘柄が無事ブレンドされ、竹の器に移され順番に各テーブルへ。その間に来賓のご挨拶と相成るわけですが、これがまた壮観。灘五郷酒造組合の組合長である小西酒造(白雪)の小西社長をはじめ、各銘柄の社長、副社長クラスを含む錚々たる業界の「顔」が壇上に勢揃いです。まさに小さな一居酒屋のパーティとしては異例の事態、公式な会合以外では「前代未聞ですわ」(某大手蔵部長・談)の豪華メンバーです。
で、肝心な店主の井出さんはというと、小柄な身体であちこちとカメラ片手に会場を神出鬼没。晴れがましい壇上とは「わしゃ関係ないヨ」ってな感じでお客さんと談笑しています。このあたりの立居振る舞いには、今日の主役は自分ではなく灘酒全体なんだ、という井出さんの思いが伝わってくるようです。

ほとんどが同じ常連客とあって、初対面同士でもすぐに打ち解けて・・

やがて全テーブルに「灘の和合の酒」が行き渡ったところで、大関の長部副会長の音頭により全員で乾杯。究極のブレンド酒は、飲み口が意外にほの甘く、和合の酒だけあって際立つ個性や自己主張こそ感じられないものの、灘酒らしくしっかりとコクのあるまろやかな味わいでした。
★ヒデさんの感想:
アタックは水のようにすーっと喉を通り甘味が少し際だつものの、味はふくよかで余韻もほどよく、キレもまあまあ。会場のお料理(ざる豆腐、焼き鳥、魚の刺身、寿司、等々)とも良くマッチしていました。
面白いのは、このお酒を江戸時代のものと云われる瓢箪に入れると酒の味が変わったことです。酒が辛口になり、シェリーを思わす熟成味を帯び、厚みが出てきました。不思議ですね。

  燗酒コーナーではお店でおなじみの銅製ちろりが

「和合の酒」造りに一役買ったヒデさん。担当は“満願成就”達成時の銘柄「白雪」

「和合の酒」造りの間中、蔵元有志一同による灘の「秋洗い唄」が披露されました

壇上には灘五郷酒造組合組合長・小西酒造の小西社長を先頭に、蔵元の代表者が勢揃い


大関の長部副会長の音頭で「かんぱ〜い!」

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