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VOL.4「地ビールに取り組む清酒メーカー」
キザクラ カッパカントリー

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地元経済の活性化を目指し
ゼロからのスタート。


さていよいよ工場見学タイム。案内役を務めて下さるのはビール製造部部長の井上さん。黄桜の地ビール造りの全てを知り尽くした、温厚な風貌のスペシャリストです。
「伏見開港400年という節目に、黄桜を育てて下さった地元の活性化に少しでも役立てる何かをやろう、ということでいろいろと検討を重ねました。その結果、規制緩和の背景もあり、どうせなら新しいコトにチャレンジしようと、ビール造りを手がけることになった訳です」。
ただ、酒造りではベテランの井上さんをはじめとするスタッフも、ビールについては全くの素人。ゼロからのスタートでありました。
「某大手メーカーさんの協力で一から指導を受けましたが、黄桜ならではの個性を打ち出すため、ドイツやイギリスのビールを味の手本に、大手との違いを出しやすい上面発酵のビールに取り組みました。初めてのことばかりで戸惑いも多かったですが、3年目を迎えようやく落ち着いた形となっています」。
そして1995年6月、ビアレストラン「Kappa Tengoku黄桜酒場」がオープン。それ以来新しい京都の観光スポットとして連日盛況で、夜は一時間待ちも珍しくない。井上さんたちの苦労は、熱狂的なお客様の支持という形で報われたのでありました。