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酒材班mini8 「木桶仕込みの日本酒・お話と試飲会」取材記 PAGE3
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■特派員・田中千里さんからの寄稿

「セーラが町にやってきた」を読み、長野県の桝一市村酒造が木桶仕込みを復活させるべく、取り組んでいる事は知っていましたが、実際に(木桶仕込みの日本酒を)味わった事がなかったので、楽しみに参加しました。

木桶というと、どうしても耐久性や衛生管理の面等から、仕込みに関するリスクを考えてしまい、濃厚な色・香りや味わいを連想しましたが、この会でテイスティングした銘柄共に、意外とすっきりした、銘柄によってはほのかに木の香りを思わせる青さもあり、とても美味しく頂きました。

当日は、末廣酒造の橿渕さん、ビデオレターで南部美人の久慈さんのお話を伺いました。中でも久慈さんの“教科書でしか見た事のない”木桶仕込みへのチャレンジについてのお話は興味深かったです。もろみに風邪を引かせないその保温力の凄さ等、木桶にはまだまだ計り知れない可能性があるのではないか、と感じました。

そして今、一時の取り組みではなく、今後も後世に継承していく技術として、木桶と日本酒造りの技術の素晴らしさを残し、木桶がなぜ廃れ、そして復活に至ったのか、木桶仕込みの日本酒の魅力も当然ながら、伝えていって欲しいと思います。(〜中略〜)
このような会に参加して、美味しい日本酒に出会うと、やはりその蔵へ出向き、造り手と直接話をしてみたくなりますね。

 

■特派員・喜多洋子さんからの寄稿

一般で入ると2000円もするとは知りませんでした。ほんとの日本酒フリークが集まってるんだろうなあー、世の中には日本酒好きが大勢いるもんだ・・。

桶造りの職人さんや蔵元さんのお話から始まりましたが、日本酒素人の私としては初めて聞くお話が多く、おもしろかったです。特にもと造りの荒踏みをする作業を、昔は時計の代わりに歌で計っていたという話に、昔の人の知恵だなーと感動。あと南部美人の蔵元さんのビデオレター、面白かったです。実際に酒を仕込んでる桶の前からのライブって感じで。

と、いろいろ興味深いお話をお聞きしているうちに、何か、だんだん会場がね〜、早く飲みたくて皆そわそわしてきたような(笑)。一通りスピーチや来賓紹介なんかを終えて、さあ試飲会。皆木桶仕込みの酒に群がる群がる・・・。

肝心の木桶の酒については、マイルドで、強い香りがして。うーん、ある意味癖があるっていうのか、お子様の私にはちょっと向いてなかったかも。もちろん好きな人には、料理や場面に合わせて選べるお酒の幅が広がっていいと思います。

個人的に面白かったブースは、魚の煮つけを作ってきて、それにあう超超辛口のお酒を振舞ってくれたり(油が多いので辛い酒を飲むと口中がスッキリするのだそう)、あまーいお酒をアイスクリームにかけて出してくれた蔵元さん。アイスクリームに日本酒なんて、ブランデーかリキュールみたいな発想。こうして、いろんな飲み方を提案しているんだそうです。(「アイスクリームだけ欲しいわ〜」としつこくせがむオバちゃんもいました。)あとヒットだったのは紅豆腐。沖縄名産「豆腐よう」みたいなものですが、酒の肴にいーですね〜。また仕込み水を用意していた酒造さんがあって、これもおいしかった〜。うまい酒はうまい水からって感じ。

最後は余った酒を(未開封のものから飲みかけのものまで)ジャンケンで争奪戦。皆機嫌よく酔ってるもんだから、大盛り上がりで楽しかったです。
酒材班のみなさま、ありがとうございました。


★出品された木桶仕込みの酒リスト
岩手 南部美人 「桶の民」 茨城 郷乃誉 「霞山」
岩手 あさ開 「源三」 長野 桝一 「白金」
山形 清泉川 「木桶仕込」 三重 天遊琳 「とろあわ・古酒」
山形 くどき上手 「桶仕込み」 奈良 梅乃宿 「木桶仕込」
福島 末廣 「木桶仕込」 大阪 秋鹿 「朴」
福島 大七 「楽天命」 兵庫 竹泉 「木桶仕込」
東京 澤乃井 「彩は(いろは)」      

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