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酒材班がゆく!
酒材班がゆく mini×mini5
高校生が造った酒「吉川乃若泉をきく会」取材記


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ヒデさん(ヒデさん)「今度の日曜に、高校生が造った清酒を飲む集まりがあるのですが、一緒に行きますか?」

ユーさん(ユーさん)「高校生っていえば未成年でしょう?お酒なんか造れる訳ないじゃないですか」

ヒデさん「それがちゃんとあるのですよ。ただ、今年でもしかしたら飲み納めになるかも知れませんがね」

酒どころとしておなじみの新潟にあって、吉川町は県内でも最大級の“杜氏輩出の地”。元禄年間より酒造りが行われ、現在でも百数十名の酒造り職人たちが現役で活躍しています。

これぞまさしく“幻の酒”となる「吉川乃若泉」

こうした土地柄にふさわしく、町内にある県立吉川高等学校には全国で唯一の「醸造科」がありました。ただ過去形なのは、この3月を最後に醸造科が廃止となったため。志願者が年々減少する中、同校関係者はもちろん、地元住民も何とか存続をと努力を重ねていたのですが、思いは実らず、ついに46年にわたる歴史にピリオドが打たれたのです。

さて、醸造科の実習で高校生の手によって造られた本醸造酒は、地元の酒蔵(株)加藤酒造の協力のもと、「吉川乃若泉(よしかわのわかいずみ)」の酒銘で10年以上にわたって年間3000本限定で市販され、一部酒好きの間で根強い人気を集めていました。そして今回、同校醸造科廃止のニュースに胸を痛めた白鹿記念酒造博物館(灘・西宮郷)の寺岡武彦研究員が中心となって、灘・伏見の酒造関係者や日本酒愛好者を対象に、神戸市の東灘区民センターで「吉川乃若泉をきく会」が催されることになりました。

「貴重な伝統文化を若い人たちに継承する場が消えていくことに、もっと危機感を感じてほしかったんです」(寺岡氏)

こうした思いに賛同して集まったのは、月桂冠(株)栗山一秀特別顧問や神戸酒心館・安福重照社長など蔵元の皆さんをはじめ、メディア関係者、評論家、料飲店経営者、イベントプロデューサーなど40名弱。さて、高校生が醸した清酒のお味の方は・・。

 
高校生の造った酒を飲む会にふさわしく、会場は区民センターの料理教室


白鹿、月桂冠からもお酒が提供されました。中でも右から3つめラベルのない一升瓶は、鑑評会出品酒を数年寝かせたという驚きの逸品


栗山一秀・月桂冠特別顧問による乾杯前の挨拶


呼びかけ人である白鹿記念酒造博物館の寺岡武彦研究員(左)と、清酒評論家の立松朗氏(中)、栗山氏

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