| 「蔵元を囲むそばの会」取材記 PAGE3 | |||||||
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| ■酒に負けじと、若き蕎麦職人も大奮闘 | |||||||
鑑評会仕込みの絶品に対抗するべく、登場した肴は「蕎麦がき」。素朴さの中に蕎麦そのものの持つほのかな甘みと香りが全て含まれ、酒肴としては申し分のない一品であります。大根おろし醤油につけて頂きますが、そのままでも美味しい。うどん文化が根強い関西では、なかなかお目にかかれない代物です。「うちではうどんも手打ちで出していますが、蕎麦の方が奥は深いので、個人的には蕎麦に入れ込んでますね。ごらんの通り大衆食堂のような構えで、東京の老舗のように粋なお客様が昼下がりに一杯やりにくる、ということはあまりありませんが、日本酒も結構こだわって置いているつもりです」と語ってくれたのは、店主の中田英樹さん。毎朝5時には店に入り一日分の蕎麦を打つのが日課で、蕎麦粉は北海道産と信州産をその年によって厳選し使い分けているとのこと。この日の「蕎麦会席」も予約制で提供しており(4千円より)、今日の参加者の中にも一組熱烈な「三佳」ファンがおられました。 「実は私らはね、ここの蕎麦が好きで今日はやってきたのよ。お酒は世の中にいくらでも美味しいのがあるから」とおっしゃるのは、一日一組だけのお客様をもてなすという料理屋を某所で営んでおられるご夫婦。とは言え、さすがに「今日の酒は格別ねえ」とご満悦の様子です。 ついでながら本日の参加者は会社役員、歯科医、住職、酒屋の娘さん、スチュワーデス、学校関係者など多士済々。お互い面識はありませんが、ただ一点日本酒をこよなく愛するという想いが全員を一つにしています。これだけの人数が集まりながら誰も店の中で煙草を吸わない、という事だけでも、互いの気合いと気配りがしのばれます。(どうやら吸いたくなった人はそっと店の外に出て一服しているようでした。)
それはさておき。次なる酒は「平成8年大吟醸おりがらみ仕込43号」。先程のとは打って変わって、乳酸菌飲料を思わせる濁り酒。普段口にする清酒とはかなり趣が異なります。ほのかな甘酸っぱさは、「日本酒は苦手」とおっしゃる女性の方でも気に入って頂けるのでは。(ただ蕎麦にはちょっと、というのが私的な感想でした。) 続いて登場したのが「純米吟醸・袋しぼりおりがらみ」2種(仕込35号/47号)。かたや山田錦、かたや雄町を同じ年に仕込んだもので、酒造好適米の両雄を題材にした贅沢な飲み比べです。そして肴の方も、蕎麦の実の芯(胚乳)だけを挽いた白い更科と、挽きぐるみのやや黒っぽい石臼の「ざる蕎麦2種」。飲み比べ、食べ比べの演出が心憎いばかりです。
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![]() 料理について説明される「三佳」の中田店主
![]() 「三佳」ファンご夫妻 ![]() 「み〜んなウマいんですよ。」と、伊藤さん。 ![]() 「う〜ん。これは...うまい。」 ![]() 「おいしいわねぇ。」「ほんと」 ![]() 楽しく、会はすすみます。 |
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